30代独身の静かな生活

30代の日記。生活、婚活など。

神社参拝と街歩きで心が潤う

 連日の在宅勤務による閉塞感と荒天による日照不足によって精神的に辛い日々を過ごしていたが、台風一過の今日は気持ちよく晴れていたので、気分転換とセロトニン合成のため出かけることにした。この夏の外出のために買ったのに、ほとんど出番のなかった日焼け止めを塗って出発。外は汗ばむ位の残暑だったが、どこか秋が同居しているような空気感もあって、今年も何もできないまま夏が過ぎ去っていく、そんなことを思いながら駅に向かった。
 上り電車に乗車し、大宮駅で下車。向かった先は氷川神社。かつて大宮駅近辺に住んでいたにもかかわらず、氷川神社はこれまで訪れたことがなかった。自分は信仰心が厚いわけでもないため、観光以外に神社に行くということがあまりなかった(神社の空間自体は好きだが)が、このところの自粛生活や人生に対する停滞感で心の中に堆積した汚泥のようなものを少しでも取りたかったのと、何か大きなものにすがりたい、そんな気持ちもあった。東口の雑踏を抜け大門町へ向かう。ほどなくすると、木々に囲まれた参道に合流する。よく整備された参道だった。都市化された周囲から何かを守るように木々が配置された道に厳かさをを感じながら歩いていると、不思議と気持ちが安心できた。多くの人の思いを紡いできた道だからだろうか、街が変わってもこの風景だけはずっと変わらないような、そんな普遍的な雰囲気があった(実際の歴史は承知していないが…)。

 

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 境内に入ると本殿に向かう。財布の中から五円玉を取り出し、手を合わせ、自分の心に向き合う。思い浮かぶのはここ数年変わらない願い事。参拝を終えた後は、日陰でしばらくの間休憩していた。木々に囲まれた日陰は涼しく、石畳に照射された木漏れ日と影がコントラストを作り出して良い雰囲気を出していた。普段、街中にいると人目が気になる性分なのだが、不思議と気にならなかった。氷川神社参拝後は、大宮で遅めの昼食(ラーメン)を食べて、買い物やウィンドウショッピングを少しだけして大宮を後にした。大宮駅は多くの人がいて、当然カップルだとかグループで行動している人々も多いので、少し寂しさも感じたし、帰宅後は疲れてしまい少し寝てしまったものの、久しぶりの神社参拝と街歩きは心に潤いを与えてくれた。できれば連休最終日も出かけたい。