30代独身の静かな生活

30代の日記。生活、婚活など。

今日も一言もしゃべらなかった

 今日もテレワーク。一言も言葉を発していないと思う。今は仕事がそんなに忙しくないこともあって、上司に定例報告のメールを送る以外にコミュニケーションはない(それもほとんどが一方的に報告するのみで返信が来るわけでもないので、厳密にはコミュニケーションとは言えないと思うが)。外出は朝のごみ捨てとスーパーに買い出しに行くくらいだ。終業後に外出することは可能だが、薄暗くなってくると外出が億劫になるので結局一人で家にいることが多い。まるで一人で潜水艦に乗ってあてのない航海をしているかのような、誰とも話すこともない無味乾燥な毎日に本当に辟易している。
 誰かと他愛もない話をしたくて仕方がない。だが、自分には職場以外に交友関係がない。職場の同期とか同年代くらいの先輩に連絡をとってみたりもしたけど、用事もないのにそんなに頻繁にもできないし、返事の仕方に忙しそうな感じもして、なんとなく躊躇ってしまう。それに相手から連絡が来ることはあまりない。みんな独身だけど世間話とか他愛もないLINEをやり取りできる友達や彼女がいるのだろう。以前の職場は同年代で独身の同僚がいたので勤務時間外含めてお茶とか食事をしながら世間話をしたりしていたし、コロナ前は遊びに行ったりもできたのであまり寂しさを感じなかった。今の職場は上の年代ばかりで同年代の同僚がいないから、どうしても気を遣うし世代や立場が自分と異なるので話は合わないときもある。同年代の同僚とは休日に遊びに行く計画(トレッキング等)もしているが、緊急事態宣言期間中は避けようということになっているのでなかなか実現できずにいる。
 自分は人付き合いは苦手だけど、苦手というだけで本質的には寂しがり屋なのだと思う。些細なことを気にしたりして、苦手に感じているというだけで人と話すのが嫌いなわけではない。なんとなく気が付いていたのに、自分は「人付き合いが嫌い」とか「一人が好き」と思うようにしていた。人と接して傷つきたくなかったし、ひとりぼっちの惨めな自分を認めたくなくて、「一人が好き」と思いこむことで自分を守っていたのだと思う(この辺の経緯や自己分析もいつかまとめたいと思う)。何年か前、婚活を始めようと思ったのも、寂しがり屋の自分を少しずつ認められるようになってきたからというもあるのだと思う(理由はほかにもあるが)。コロナ禍によって、本当の意味で一人になって、一人でいることの限界を嫌というほど実感させられることになった今は後悔しかない。