30代独身の静かな生活

30代の日記。生活、婚活など。

映画を定期的に観に行こうかなと思った

 「竜とそばかすの姫」を観てきた。面白かった。ストーリーの展開の仕方が賛否両論らしく、確かに若干違和感を感じる部分はあるけど、過去の克服と成長を主軸にしていると思われるストーリーはブレてないし、仮想空間等の描写が圧倒的で自分はそれだけでも楽しめた。ちなみに細田守監督の作品は初めて観たが、他の作品も観てみたいと思った。
 普段はあまり映画を観ない。大体年間2~3本くらいだと思う。しかも観るときは人に誘われて観るというパターンがほとんどである。映画が嫌いというわけではないけど、好んで観るタイプでもないという感じだった。ただ、コロナ渦による自粛生活が始まってからは、できることが限られてしまったため、(自分にしては)観に行く機会が増えて、今年は5本目くらいだったと思う。自宅から近い場所に映画館があるので気軽に行けるし、感染対策のため席を1つ空けて座ることになっているので、ゆったり観れる。
 映画を観て帰ってくるとなんとなく清々しい気持ちになった。映画館という空間で作品に集中して観ることで、脳がリセットされるような、そんな感じがする。やはり自宅にずっと引きこもっているのは身体に悪い。何もしていないと、意識が自分に向かうため、不安感や過去のことが頭に浮かんできて循環してしまう。映画を観ると作品のテーマや意味内容を考えたり、映像のディテールを観ることに集中するためか、強制的に脳のタスクを切り替えられる気がする。あとは、映画館という集中するための空間・設備というのが、余計なことを考えないために良いのかも知れない。自分の場合、自宅だとリラックスし過ぎて(それが良い点かも知れないが)、どうも他に意識が行ってしまうし、自宅なので非日常という感じがしない。映画館で映画を観ることは、車の運転でリフレッシュされるのと原理は近いのか知れない。
 今まで少し関心が薄かったが、実際たまに映画を観ると結構感動したりして観て良かったと思うことも多いし、普段と違う世界を映像を通して体験するというのがメンタルの維持にも良さそうだ。1,900円(実際は、福利厚生でいくらか割引があったが)くらいで気分転換ができると思えば悪くない。それどころか今日観たようなハイクオリティのアニメーション(CG?)などは、相当の労力と時間をかけて制作されていることが想像されるので、ますます1,900円というのはコストパフォーマンスが良く思えてくる。
 社会人というのは時間をお金に変換しているので、お金はまあまあ手に入るが、時間は限られてしまう。時間はどんなにお金を積んでも取り戻すことのできない一番貴重なリソースなので、できるだけ良い時間の使い方をしていきたいと思う。タダだからといってTwitterとかYahoo!ニュースのコメント等を長々と見てネガティブになるくらいなら、数千円で映画を観る方が良い気がするので、定期的に観る時間を設けたいと思っている。それに、映画の話ってだいたいの人に通じるので、婚活の際、話のネタの1つにもなるだろうし。